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「105度」(佐藤まどか作)

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     寒いが何とか天候は保った。今日は町内会の餅つき。何時ものことながら欠席。

     妻は図書館へ、私は「三月の空を見上げて」最終稿に最後の封をして投函。

     

     雑誌「灯台」1月号に「105度」(佐藤まどか作)を紹介した。

      ★『105度』(佐藤まどか・著/あすなろ書房/1400円+税)。
    大木戸真は、中学三年生の春から、東京都内の中高一貫校へ転入してきた。昔イス職人だった祖父の面倒を見る理由もあった。真は,イスのデザイナーになりたいという夢を持っていた。同じ学校の早川梨々は、イス制作に興味を示していた。二人は意気投合、イス制作について語り合う。真の父は、イスに興味を示す息子に厳しい。まともな路線を選べ」「まともとはなにか?」父子は対立する。真と梨々は共同でイスを制作、全国チェアデザインコンペに出品した。そこで審査員特別賞を受賞したのだった。
    2018年度の全国青少年読書コンクールの課題図書(中学の部)の1冊。イスに興味を示す真と、勉学第一主義の父親との葛藤を通して「生きるとは何か」「興味を持つとは何か」と考えさせる。真と梨々のイスを通してのそれぞれの成長ぶり。脇役の祖父の「105度いい角度だ。軽く寄りかかるのにいい塩梅だ。人間関係だってそうだぞ……」が作品を引き締める。多くの若者に読んでもらいたい書である。「好きなことに集中することのスバラシサ」が実感できる。作者の佐藤さんはイタリアに在住、プロダクトデザインの仕事を手掛けているだけに描写もじつにきめ細かい。〈長編物語)

                     一〇五度 佐藤 まどか(著) - あすなろ書房

    漆原智良 * - * 17:30 * comments(2) * - * - -

    コメント

    漆原先生
    『105度』良かったですよねえ。日本にいては書けない作品でした。今、佐藤まどかさんはイタリアでしょうか。
    Comment by ひでちゃん @ 2018/12/17 5:38 AM
    >ひでちゃんへ
     この作品、最終候補まで行きました。まどかさん、6月の私の公演(羽村)見に来てくださいました、今はイタリアです。2月の私のセミナーに来てくださるそうです。2〜3月は東京だそうです。
    Comment by うるうる @ 2018/12/17 10:04 AM
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