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『三月の空を見上げて』の反響

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     AM 拙書「三月の空を見上げて」を出版社が、マスコミ関係や、評論家などに送ってくださった。(私はまだ送っていません。申し訳ありません)。昨日あたりから、「感想」が、メール、フェイスブック、ブログなどを通して届いてくる。その反響の大きさに、私自身がおどろいている。

     PM K新聞社からは「同書に込めた想いについて」の原稿依頼があり。

     明日は「立松和平忌」が、下谷法昌寺でおこなわれる。鶯谷下車なので、林家家(海老名香葉子さん宅)にお寄りしてきましょう。柊乃助君も大きくなったことでしょう。2歳かな?

     

     森田実氏(政治評論家)が「三月の空を見上げて」を、フエイスブックに感想を書いてくださった。ただただ恐縮するばかり。紹介させていただきましょう。有難く感謝しています。

    ★森田実

    漆原智良著『三月の空を見上げて――戦災孤児から児童文学作家へ』
    (第三文明社, 2019年1月19日初版第1刷発行, 1,400円+税)

    1945.3.10(東京大空襲)→2011.3.11.(東日本大震災)
    児童文学功労賞を受賞した著者が平和を願い、人との出会いを宝として歩んだ85年の人生をつづった初めての自伝!(本書「帯」より)

    「人生は、ただ一度かぎり。自分の願いを込めた道を選択し、すばやく決断し、その目標に向かって誠実に歩んでいると、必ず寄り添ってくれる人が現れたり出会ったりするものです」(漆原智良)

    本書はすごい本です。人生とは何か、どう生きるべきかを教えてくれる大変すぐれた著書です。私は最初の一行から最後まで惹きつけられ、一気に読了しました。誠実一筋に自らの人生を貫いた著者の偉大な精神に深く敬意を表します。大切なことを教えて頂き、深く感謝します。
    「はじめに」の冒頭の言葉は、平和を国是とする日本国憲法前文以上の名文です。引用します。

    《戦争が一度勃発すると、
    何千万人という生命が犠牲になっていく。
    戦争の最中には
    尊い生命を奪われた家族が悲しみに沈み、
    戦争が終結しても
    つらい哀しみを背負った家族には、
    人生という名の闘いが待っている。
    第二次世界大戦での日本人の犠牲者は三百余万人。
    その三百余万人分の一の
    小さな足跡を見つめる》

    本書は七章からなっています。
    第一章 幼い日の記憶――オクニノタメニ
    第二章 苦闘の青春時代――戦後の混乱のなかで
    第三章 八丈小島での哀歓――青年教師として
    第四章 心を育む活字文化――書く力、読む力
    第五章 よみがえる無人島――四半世紀の歳月を超えて
    第六章 語り継ぐ真実――寄り添い、寄り添われ
    第七章 震災を超えて――3・10から3・11まで

    非常に美しい著書です。自らの人生に誠実に向き合うことの尊さを教えてくれます。平和の書です。
    著書は「あとがき」にこう記しています。長い引用をお許し下さい。

    《本書のタイトルを『三月の空を見上げて――戦災孤児から児童文学作家へ』としたのには、次のような願いが込められている。
    一九四五年(昭和二十年)三月十日、3・10=東京大空襲。焼夷弾の炎で東京の空は真っ赤に染まった。その夜の空襲で十万余の尊い命が失われた。
    「戦争で二度と再び赤い空を描き出すようなことがあってはならない」と立ち上がった。平和な社会を求めて活動をつづけてきた半生を書き残したい。
    二〇一一年(平成二十三年)三月十一日。3・11=東日本大震災。未曾有の地震・津波や原子炉の損傷によって、多数の人々が犠牲になった。だが、「生かされた命を大切に」と、多くの支援者に寄り添われ、勇気をもらいながら悲しみを乗り越えている方々と出会った。前向きに新しい世界を開拓しようとしている、こうした方々の姿を書き残したい。
    戦争被害と自然災害。原点こそ異なるが、家族や家屋を失い、内面を叩きつぶされた心痛には、共通するものがあるはずだ。昭和から平成の終わりまでの「自身の小さな歩み」を確かめて、そこからまた、新しい生き方を発見してみたいと考えた。》

    人間社会において一番大切なものは、生命と平和です。本書の著者は、自らの人生を書くことを通じて、私たちに平和の大切さを教えてくれます。第二次世界大戦が終了して70数年が経過し、実際に戦争を体験した人々がどんどん減少しつつあるなか、非常に貴重な平和を希求する真実の叫びであると思います。
    座して平和を実現することはできません。戦争の悲惨さを語り、平和の意義を訴え続けることが、いまのわたくしたちには必要なことです。本書にはそのエッセンスがすべて込められていると思います。空洞化しつつある平和論議のなか、いま世界は戦争の危機に直面しようとしている現状もあります。そのときに、本書が上梓された意義は非常に大きなものがあります。
    本書は、すべての国民に読んで頂きたい名著です。すばらしい、出色のすごい著書です。平和を希求する著者の漆原智良先生の真っ直ぐな誠実一筋の人生に重ねて敬意を表します。

    漆原智良 * - * 18:24 * comments(2) * - * - -

    コメント

    森田実さんの紹介よかったですね。版元も編集者も喜んでおられることでしょう。
    Comment by 内田麟太 @ 2019/02/01 8:21 PM
    >内田麟太郎さんへ
     森田さんの感想。出版社から知らせてもらいました。今日はお疲れの所、コメントをありがとうございました。
    Comment by うるうる @ 2019/02/01 8:26 PM
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