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内田麟太郎さんから書評が…。

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     AM 風もない好天気。羽村の街道沿いには。色とりどりのチューリップの花。妻は気功へ。

     X県の方から「原稿」が届いた。力作の上に、さらに推敲10回を加えたから一段と光った。紹介状を添えてX出版社の知人に送った。

     PM 書評候補本を読んだ。次号作品が決まった。

     夕方、主治医の元へ毎月の薬をもらいに行った。ああ、歳はとりたくないが、これも宿命だ。

     昨日、絵詞(えことば)作家の内田麟太郎さんが、拙書『かがやけ!虹の架け橋』(アリス館刊)の書評を書いて「内田さんのブログ」に紹介してくださった。私は、フエイスブックにシェアしたが、こちらの方(うるうるブログ)が、読者が多いので紹介させていただきます。内田さんありがとうございました。

           ↓

     本の背に「3.11大津波で3人の子どもを失った夫妻の物語」とあります。石巻市に暮らしておられた遠藤伸一・綾子(りょうこ)ご夫婦は、あの日の大津波で三人のお子様を亡くされました。それも地震のさなかに高台の病院で働いておられる奥さんの無事を確かめ、またお子さん三人を家に迎え、さらに親戚の安否を確かめるために、伸一さんが車を出された後でした。むろん、大津波の警報は絶え間なく放送され、地面は大きく揺れていました。
      あのとき、自分がそのまま家にいれば)。伸一さんは自分を責め続けました。また綾子さんは夫を責め続けました。これは冷静に他者の目で見れば、自分を責め続けることも、夫を責め続けることも間違いだとわかります。なぜなら、それは誰にも予想も出来ない大津波だったからです。そのことを予見しておりながら利益第一に、なすべきことを怠っていた東電とは、まったく違います。
     でも、人は...その喪失の悲しみに、だれかを責めずにはおられません。伸一さんは自分を。奥さんは夫を。それが理不尽なのはだれにもわかります。まして、伸一さんは親戚の安否を確かめるために、また車を出されたのです。尊い行為でこそあっても責められるところはどこにもないはずです。それなのに……、自分を、夫を日々責め続けながら「痩せていくこころ」。そのようなご両親の姿を亡き子どもたちが喜ぶはずはありません。それはおそらくお二人とも感じておられながらも、どうすること出来ないことだったのでしょう。人はそんなとき自分の力だけでそれができるとは私にも思えません。いや、その弱さこそ、人間の、親のしるしのように思えます。
     木工職人であった伸一さんは、被災地に子どもたちの笑い声が響き、大人たちに笑顔が戻ってくる、木の遊具作りを依頼されます。それはまさしく「木工遊具─虹の架け橋」という“童話”だけが持つ無償の力(遊戯)、明るさと透明さで、被災地の人を子どもたちを力づけていきます。人は他者の笑顔によって救われていくことが「ある」ことを教えてくれます。それが自分のこしらえたものによってならば、なおさら。
     遊具に喜ぶ子どもたちの笑い声は、遠藤さんご夫婦に亡き子どもたちに会えないにしても、お二人に子どもたちがいつも側にいてくれることを感じさせてくれます。伸一さんは、いま、たくさんの木の遊園地をこしらえ続けられています。
     大津波がどんなものかは想像を越えていました。それだけにこれからの防災の備え(堤防の強化や避難路など)という具体的なことが大切でしょう。そして同時に大津波の記録を、ことばや画像で後世に語り継いでいくことが。それが子どもたちに語りかける、ひとびとの物語ならば、さらにいいことでしょう。漆原智良さんのこの一冊は、そのような本であるように思えました。

                                  

                                                                                        かがやけ!虹の架け橋―3.11大津波で3人の子どもを失った夫妻の物語

                                                                              

     

    漆原智良 * - * 17:50 * comments(6) * - * - -

    コメント

    この紹介文(書評)は、素晴らしいですね!先程、お手紙到着しました。女性教師が帰宅したら見せますね。有難うございました!
    Comment by 絵本の河 @ 2019/04/16 7:37 PM
    ほにゃ。(^0^)
    Comment by 内田麟太 @ 2019/04/16 8:13 PM
    >絵本の河さんへ
     内田さんの書評は,その域を超えた評論でもありますね。生き方まで考えさせられます。全国紙に載せたら1枚ウン万円の稿料いただけます。3枚はあるでしょう。ああ、もったいないやら、感謝やらです。
     女性教師への便り。私の思いのままを書きました。




     
    Comment by うるうる @ 2019/04/16 10:02 PM
    >内田麟太郎さんへ
     ありがとうございました。FBだけでも現在120越えました。この「ブログ」には、毎日それをはるかに超える数字が入ります。明日、明後日の数字が楽しみです。
    Comment by うるうる @ 2019/04/16 10:06 PM
    うるうるさま
    内田さんの書評、すごい価値だと、改めて感じました。よかったですね。今、気気鵑両況が気になっています。ま、大丈夫だとは思っていますが・・・。
    Comment by ひでちゃん @ 2019/04/17 6:01 AM
    >ひでちゃんへ
     麟太郎さんの書評に、唸り続けた一日でした。児童文学(自らも、童話の会の会員)に理解を示してくださるIさん、今苦戦中です。
    Comment by うるうる @ 2019/04/17 9:30 AM
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