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きょうも感想紹介

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     天気は良いが、冷たい風が吹いている。散歩は休み。

     絵本作家の大橋恵美子さんが「焼けあとのおにぎり」の感想を送ってくださった。ありがとうございました。

      ↓

     

    『焼けあとのおにぎり』、アマゾンより到着致しました。

     

    昔の私ですと、キヨシの立場のみで拝読したでしょう。

    しかし、今の私はキヨシの立場だけでなく、

    キヨシには見えない守り手のお父様やお母様、

    そしてキヨシを送り出したおばあ様の立場でも読ませて頂きました。

     

     キヨシが焼野原になった我が家の跡地に立っているところ、

    「なにもない」の文字だけなのに、キヨシを支えてきたもの

    すべてがなくなったことをとても強く感じました。

    家や物というよりも、むしろ両親。そして、まわりのすべて、

    お金では買えないすべてです。

    「なにもない」の前にも後にも言葉がなく真っ白なので、

    何もないことへの不気味さや不安、怖さまで感じ、私自身は視覚的にも

    恐怖心を覚えました。

    それと同時に、これからはキヨシ一人で生きていかなくてはならないということを

    ずしんと思わされました。

     

    戦後の多くの子供たちがそうだったのですね。

    小学生が、自分だけを頼りに必死で生きてこられたのですね。

    そう思うと、涙がこぼれました。

     

     また、44ページの最後で、再び泣いてしまいました。

    >「このおにぎり・・・いっしょにたべようね」

    >おばあちゃんのひたいのしわが、こきざみにゆれた。

    おばあちゃんは、精一杯のことをしてキヨシを送り出してくれました。

    だからこそ、この二人の会話があることに、涙があふれました。

     

    キヨシは、これから一人で生きていかねばならないけれど、

    お父様、お母様はじめ、おばあ様という守り手が

    この先ずっとキヨシの心を支えてくれるのだろうなという

    不思議さも底辺にあり、本当にただ不思議でした。

    多分、5つのおにぎりの力だったのかもしれません。

    5つのおにぎりが、人の心にある切なさや暖かさ、優しさを私に伝えてくれました。

     

    広島、長崎の原爆は話題になりますが、東京大空襲のことは、

    比較的少ないように思いました。私の周りだけかもしれませんが。

    東京大空襲のこと、もっとお聞きしたいと思いました。

     

    戦争のことを、子供の目線で描かれた絵本は、少ないのではないでしょうか。

    私の保育園では、昔話の読み聞かせで、少女がちょっと留守番する場面さえも、

    みんなとてもびっくりして不安がります。

    小学生は少し年上ですが、親と離れる気持ちは一緒ではないでしょうか。

    まして戦争は、一瞬にして身内を失ってしまうのですから、

    本当に考えられないことですね。こんな悲しみはありません。

     

    子供にこのような思いを二度とさせないように、私に出来ることは

    何でもしたいと思います。そして、子供の口から、真実の優しい言葉が

    自然と発せられる・・・そのことの素晴らしさも感じました。

    周りの子供たちに、私に出来ることをさせて頂きたいと思いました。

     この絵本から、たくさんのことを学びました。

    お書きくださいました漆原先生に感謝いたします。

     

     

     

     

    漆原智良 * - * 18:18 * comments(0) * - * - -

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