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もうすぐ飛べる!

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     昨日、童話研究会に出かけるとき『もうすぐ飛べる!』(越水利江子作/大日本図書刊)が届いた。ベンチと立川までの車中30分で読破。研究会で早速冒頭の「行動の描写部分」を読んで、童話手法を語った。
     5年生の教室。斜め前の席でカンニングをしている少女を見てしまった春海。そのことは黙っていたのだが、いつしか春海へのいやがらせが、行なわれるようになってきた。やがて、いじめはエスカレートしていく。「私がなにをしたの?」悩む春海。そんな春海に温かい手をさしのべる少年が…。(あとは読んでのお楽しみ)。
     本書は2000年初版、13年ぶりの復刊。ということは、このような「陰湿ないじめ」があとをたたないという証だ。無視はもちろん、見て見ないふりも「いじめ」なのだ。本書はカッコヨク少女と春海がハッピーエンドの結末になるわけでもない。これが現実だからだ。しかし、心に辛い痛みを負っている仲間に「優しい手」を差し伸べることはできる……だから良いのだ。それを見事に表現している作品だった。

    もうすぐ飛べる! (子どもの本)
     
    漆原智良 * - * 14:51 * comments(0) * - * - -

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